| 出版社 | CMCリサーチ |
| 出版年月 | 2025年7月 |
Cooling Technology/Materials for AI Data Centers

世界のAIデータセンター用冷却技術・材料 最新業界レポート
本書の特徴
- DLC・液浸冷却・ハイブリッド冷却方式の業界分析! 2030年までの市場を予測!
- 単相・二相浸漬冷却システムの特徴、採用する企業、その背景、業界をリサーチ!
- 鉱物油が、冷却液として採用ケースが増える理由とは? 参入企業の戦略を分析!
- 3MのPFAS製造の撤退発表後の各社のフッ素不使用・含有量の少ない戦略とは?
- バイオベースの冷却剤、シリコーンオイルの特徴、及び、企業・業界をリサーチ!
- チラー、冷却塔、熱交換器、CDUなどの冷却機器の業界分析、各社製品の特徴!
- コンテナ型データセンターの長所・短所、AI開発の現場に支持されている背景!
刊行にあたって
データセンター冷却業界では、生成AIの台頭により、AIモデルは高い計算能力を必要とするため、データセンターはより多くの熱を発生し、効率的な冷却システムに対する需要が高まっている。
強制空冷による冷却性能は10kW/ラック程度で、一般的なCPUサーバーにも対応されている。他方で、近年需要の高まるAIデータセンターで使用されるGPUサーバーの消費電力量は1サーバーあたり、10kW以上となるため、強制空冷をもってしても対応できない。それゆえに、近年、国内外で液冷化が進み、それに合わせたデータセンターのファシリティ設計が進展している。
新たな冷却方式としては、冷却液をサーバーに直接送り込み、コールドプレートで冷却する、「Direct Liquid Cooling(DLC)方式」が普及している。特に大手ハイテク企業やクラウドサービスプロバイダーが運営するデータセンターでは、高密度に配置されたサーバーの熱負荷を管理するために、DLC方式の採用が増加している。
また、「液浸冷却方式」は、長期的に熱管理への有力な対処方法として注目される。費用対効果の高い冷却剤(単相液浸液など)や、チップメーカーとの協力による冷却ソリューションのカスタマイズが盛んに行われている。PUEは1.05まで低下し、従来の空冷と比べ、放熱効率は3倍以上向上する。AIスーパーコンピューティングなどの高密度環境で増加していく。
短・中期的には、従来の空冷式と液浸冷却を両方使用する「ハイブリッド冷却方式」での導入が増加していくであろう。ただ、従来のインフラを利用する必要があるため、すぐにはコスト削減にはつながらないのが課題として残る。
本レポートでは、AIデータセンター用途での冷却技術・材料に焦点を合わせ、業界、及び市場動向を分析した。今後の展開を見据えたうえでの次㈱世代ビジネスにつながるレポートになっている。
CMCリサーチ調査部
本書の構成
第Ⅰ編 冷却システム
第Ⅱ編 液体冷却
第Ⅲ編 機器・装置
第Ⅳ編 国・企業・製品の動向分析