総合技研「2025年版 自動車部品のロードマップ」は自動車の特に重要なシステムおよび部品についてロードマップを提供しています。技術の変遷・需要構造の変化に関する分析は2005年から2050年を対象に行っています。また技術ロードマップについては2050年までを対象に分析・解説しています。
レポートについて
現在の自動車は環境、安全、コストの3つの競争軸があり、中でも環境と安全軸は先進国市場を中心に存在感が大きく、環境とりわけパワートレインの電動化は、フルHEV、PHEV、EVなど電動化車両の市場拡大、そしてブレーキやステアリングなどにおける電動化・自動化などの進展は既存の部品業界に与える影響はますます強いものとなろうとしています。
「2025年版 自動車部品のロードマップ」はパワートレインの電動化とブレーキ・ステアリング・アクセルにおける電子化・電動化・自動化などを中心に「走る」「曲がる」「止まる」といった車としての基本機能に加えてカーエアコンといった快適装備や安全装備の領域においてシステム及び部品のロードマップをまとめたものです。
調査対象品目・調査項目
Ⅰ.環境規制強化への対応策
1.パワートレイン技術開発による対応
2.車体軽量化による対応
Ⅱ.「走る」「曲がる」「止まる」車としての基本3機能
1.パワーユニット
1)パワーユニット種類別市場規模とロードマップ
2)次世代ガソリンエンジン開発動向
3)クリーンディーゼルエンジン開発動向
4)パワーユニット電動化による補機類への影響
5)駆動・発電用モータ(技術動向、市場規模)
6)バッテリー(技術動向、市場規模、納入マップ)
7)PCU(インバータ、DC/DCコンバータ)
2.トランスミッション
1)AT・CVT・AMT・DCT・RGのロードマップ
2)AT・CVT・AMT・DCT・MT・RG別市場動向(市場規模)※RG:減速機
3)電動アクスル化動向
3.ブレーキ
1)ブレーキシステムの動力源
2)電子化・電動化によるブレーキシステムの進化
3)ブレーキの高機能化・多機能化・自動化
4)技術のロードマップ
5)ブレーキシステムの電動化に伴う今後の変化
6)ブレーキブースタの動向
7)ABS・ESC市場動向(市場規模、納入マップ)
8)EHB市場動向(市場規模、納入マップ)
4.ステアリング
1)ステアリングシステムの高機能化
2)技術のロードマップ
3)ステアリングシステムの将来像
4)ステアリングシステムの現状と今後の変化
5)パワーステアリング市場動向(市場規模、種類別内訳)
6)アクティブステアリング・VGRS市場動向(市場規模、納入マップ)
5.アクセル
6.自動運転実用化・高度化に向けたロードマップ
Ⅲ.その他
1.エアコン(電動化・電子化動向)
2.シートベルト
3.パーキングブレーキ
4.エアバッグ
調査研究ポイント
- 2005年~2050年の技術の変遷及び需要構造の変化を分析、2050年までの技術のロードマップ
- 電子化、電動化、自動化等による変化の要因を分析
- 市場規模の拡大、減少要因分析
調査対象先
- カーメーカー全般
- 主要国内自動車部品メーカー
- 主要海外自動車部品メーカー
- 官公庁、各関連研究機関